

塩辛の産地である江景は、韓国の忠清南道論山市江景邑(チュンチョンナムド ロンサンシ カンギョンウップ)に位置する、人口13,500人程の街です。
洋水産物が豊富な土地で、韓国西海で獲れる豊盛な水産物が錦江水路を通じてここ江景浦口に運送されました。
東国興地勝覧には、1930年当時、成魚期である5〜6月には一日百隻以上の舟が往来していたと記録されています。 1930年当時、西海港で獲られたられたいろいろな新鮮な魚は、江景に集められ販売されました。そして売れ残った魚介類を長く保存するために発酵させて、塩辛が作られるようになりました。江景は、平壌、大邱と同じく韓国三大市場の一つで活気溢れる市場ですが、特に塩辛においては韓国全土の7割以上がこの町で生産されています。また、地域特産品の産地としても脚光を浴びています。

塩辛とは、魚貝類の肉、内臓、生殖層などに食塩を加え腐敗を抑制し、自己消化及び微生物の作用によって原料を適当に分解及び熟成させたものです。
塩辛は、熟成期間中、自己分解酵素化微生物が発酵する時に産生するユリアミノ酸と核酸分解産物が上昇作用を起こすことによって独特な風味がでます。

一般に塩分濃度が低くなると熟成期間が短くなり、腐敗の心配が出てきますが、冷蔵冷凍技術の向上により4〜5℃の一定温度を保つことにより、低温でありながら100日間という長い熟成期間を確保することができ、日持ちに優れた塩辛の製造が可能となりました。

熟成された塩辛は、通常冷蔵庫の中で保存する必要があります。
スケトウダラの腸の塩辛、たこの塩辛、イカの塩辛など植物性調味料が含まれている調味料塩辛は、マイナス3℃ぐらいの一定温度の冷蔵保管であれば3ヶ月ぐらいは味は変わりません。 ※通常の家庭用冷蔵庫ですと1ヶ月ぐらいであれば美味しくいただけますが、それ以上になると水ぽっくなり味に変化でます。
海老の塩辛、カタクチイワシ塩辛、カナリ液塩辛のように塩だけで発酵させた一般的な塩辛は4℃で12ヶ月間保管可能です。